くらし情報『斎藤工・上野樹里が信念を貫くために心掛けていること「社会に感じる違和感を大切にしたい」』

2022年4月20日 07:00

斎藤工・上野樹里が信念を貫くために心掛けていること「社会に感じる違和感を大切にしたい」

自分の信念をもっているから、理想通りにいかないけど、その中で必死に生きているように思います。だからあまり亜季が笑う瞬間はないんですけど、そこは似ているな、と思いました。自分も普段、あれこれ考えている時間が長くて、あんまり笑ってなかったりするので、もっと笑いたいと思います。

――斎藤さんから観た亜季、上野さんから観た桧山の印象はいかがでしたか。

斎藤:桧山が亜季に中絶のサインをもらいにいくシーンが、僕らのファーストカットだったんですけど、多くの場合は男女逆の状況なんですよね。
でも、作中でサインをするのは女性である亜季。亜季は女性だけど、その状況における“いわゆる”男性感をすごく感じさせてもらいました。だから、桧山の母性みたいなものが反作用的に出てきた、というのがその掛け合いの中でありましたね。

女性性の対立ではなくて、その状況における「今の世の中ってこうだよな」というような、瞬間的な男性性、女性性みたいなものを亜季の中に感じたので、桧山という前例のない佇まいになっていった。上野さんじゃなかったら、ああいう「ヒヤマケンタロウ」にはなってないですね。

上野:台本を読んだときから役と似ているかはさておき、斎藤さんが演じられる桧山が想像できたので、自然と私の役や役割も定まっていきました。

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