2022年7月6日 07:00
大原櫻子「サリーという役が私を成長させてくれる」 『ザ・ウェルキン』で緊迫の会話劇に挑む!
それをキャストみんなで共有し、いざ演じてみると、そのシーンがめちゃくちゃ面白いものになって!加藤さんが見つけ、提示してくださったアイデアによって、私たちにもまた新たな発見がある。非常に面白い稽古場だなと思います。
――加藤さんの稽古場は、いい意味で非常に緊張感のあるものだと伺ったことがあります。大原さんご自身はどう感じていますか?
加藤さんは何回も何回も、同じシーンを繰り返しやられる方なんですよね。だからとてもへとへとになりますし、スパルタではあるんですが、その分翌日すごく体に入っていて。役を染み込ませてくれる稽古方法なので、日々、疲労困憊しながらも、スパルタ稽古のありがたさを噛み締めています。ただ内容的に女性ならではの記述もあるので、「こういう時って女性の反応としてはどうなんですか?」ときちんと私たちに質問してくださる。そういう細かいところまで逃さないというか。
そこにさらに加藤さんのユニークなセンスであったり、今の私たちの視点というものが加わることで、このお芝居はより生々しいものになっているのではないかなと思います。
心がけているのはとてもピュアな女性として演じること
――演じられるサリーについてですが、現状どういった女性として捉えていますか?
サリーは常に本能で生きていて、自分のことを信じている。