2021年10月20日 12:00
「あんまり深く考えなくていいエンタメ作品です(笑)」『パ・ラパパンパン』松たか子×松尾スズキ インタビュー
『クリスマス・キャロル』の物語の中にも踏み込んでいったりするので、妄想好きな人にはたまらないキャラクターじゃないかな〜なんて思いながら稽古しています。
松尾まあ、堪え性のない女ってだけじゃあないですけど(笑)。過去のトラウマを抱えていたりね。
松そうそう!それも言われました。
松尾過去のトラウマにとらわれている作家で、堪え性もない……というダメな要素の多い女なんですけど、そのトラウマが物語の核に関わってくる。そこが面白いところで、松さんには深く演じてほしいと思っています。“堪え性のない女”という一面的な人物ではないってことは、声を大にして言いたいです。(一同笑)
――過去に幾つかの作品でご一緒されていると思っていたので、松尾さんの演出舞台に松さんが初登場と伺い、意外に感じました。
松さんの印象や、期待するところを教えてください。
松尾松さんは本当に、昔から憧れの女優さんでね。最初の出会いは映画『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』(2007年、松岡錠司監督作品)で、シナリオライターと女優として、でしたね。その時、出てもらって本当に嬉しくて、それ以来、大ファンであることを隠してお会いしたりしていますけど。