くらし情報『国宝《唐獅子図屏風》ほか皇室の至宝が一堂に 『日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱』をレポート』

2022年8月15日 18:00

国宝《唐獅子図屏風》ほか皇室の至宝が一堂に 『日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱』をレポート

三の丸尚蔵館蔵(9月4日まで展示)
《伊勢物語図屏風》は、明治から昭和にかけて活躍した画家による作品。伝統的な画題を、近代の画家たちはいかに継承し発展させたかを感じ取ることができる。山崎朝雲《賀茂競馬置物》は昭和天皇の皇太子時代に結婚を祝う献上品として制作されたもの。細部まで精緻に表現されている。

第2章で展示される三の丸尚蔵館の国宝は《蒙古襲来絵詞》と《春日権現験記絵 巻四、五》。どちらの作品も9月6日より巻き替えを行う。

国宝《唐獅子図屏風》ほか皇室の至宝が一堂に 『日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱』をレポート

手前:高取稚成/前田氏実《伊勢物語図屏風》(右隻)大正5年(1916年)三の丸尚蔵館蔵(9月4日まで展示※9月6日より左隻を展示)
国宝《唐獅子図屏風》ほか皇室の至宝が一堂に 『日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱』をレポート

手前山崎朝雲《賀茂競馬置物》大正13年(1924年)三の丸尚蔵館蔵

その大きさも圧巻の国宝《唐獅子図屏風》

第3章「生き物わくわく」は、江戸から昭和にかけての生物をテーマにした作品を多く取り揃える。狩野永徳、狩野常信による国宝《唐獅子図屏風》(8月28日まで展示)や、8月30日からは伊藤若冲の国宝《動植綵絵》全30幅のうち10幅がならぶ空間はこの展覧会のクライマックスとも言えるだろう。

《唐獅子図屏風》は、右隻を狩野永徳が桃山時代に、左隻を狩野常信が江戸時代に描いたもの。

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