松尾スズキ、20年ぶりの新作ミュージカル『フリムンシスターズ』開幕
作品内の楽曲の歌詞は全編松尾によって書き下ろされているが、この楽曲にも沖縄音階が使われるものがあるという。
これまで、複数のインタビューで「日本発信の新作ミュージカルをやりたい」と語っていた松尾。今作も、シンプルに物語の合間合間に曲がさし挟まれる「音楽劇」の形で進んでいたのだという。しかしコロナ禍による自粛で時間が生まれたことによって、『フリムンシスターズ』が長年の野望である「真日本製・本格ミュージカル」になったというわけだ。
『キレイ』が再演を重ねるたび、ミュージカルとしての魅力が増していたことを思うと、今作もおそらくこの先繰り返し上演される作品になる可能性が大きい。今作を観るということは、つまり長年愛される名作の誕生に立ち会うことになるだろう。
なお、ぴあアプリの連載「めくるめく演劇チラシの世界」のインタビューでも松尾が今作について語っている。
『フリムンシスターズ』
作・演出:松尾スズキ
音楽:渡邊崇
10月24日(土)~11月23日(月・祝)
会場:Bunkamuraシアターコクーン
【ライブ配信情報】
対象公演:11月12日(木)18:30の回
SPWN(スポーン)とWOWOWメンバーズオンデマンドにて公演のライブ配信を実施
SPWN(スポーン)