2022年9月5日 07:00
【インタビュー】ゆうたろう、舞台『桜文(さくらふみ)』は大きな転機になる作品
撮影:杉映貴子
明治後期、激動の時代の吉原遊郭を舞台に、花魁、桜雅(おうが)の儚く残酷な恋を描いた舞台『桜文』が9月5日より、PARCO劇場にて開幕。その後、大阪、愛知、長野と3会場にて公演を行う。
主演・桜雅役は乃木坂46のメンバーとして活躍しながら、女優としての魅力を放つ久保史緒里。そして、少女時代の桜雅(雅沙子)が心から想い合っていた相手・仙太役と、仙太と同じ目を持っている青年、若き作家・霧野一郎の二役に、注目俳優のゆうたろうが挑む。舞台、TVドラマ、映画、ファッション・美容とジャンルを問わず活躍中のゆうたろう。舞台の見どころや自身の活動について話を聞いた。
当時の言葉遣い、男女観を理解する事からのスタート
――今日はお時間いただきありがとうございます。稽古の真っ最中だと思いますが、いかがですか?
稽古も後半戦になってきて、丁寧に丁寧に積み重ねていっている感じです。美術セットが出来上がってきて、音声さんや照明さんも入り、僕も袴姿で、本番に近い形で練習しています。ここにお客さんが入り、全てのエネルギーがぶつかった時にどのような空間が生まれるのか、今は舞台上に立つのが楽しみで仕方ありません。