Galileo Galileiインタビュー「4人それぞれの人格っていうよりは、今はGalileo Galileiっていう人格として生きている感じ」
尾崎和樹(ds)
――本当そうですよね。もちろんすごく新鮮なGalileo Galileiもこの2枚のアルバムの中にいるんだけど、でも物語が続いている感じもあって。逆に言うとそれを表現しきるにはこのボリュームが必要だったのかなという気がします。
雄貴それこそ和樹が言ったように、今回の作品って結果的にすごくGalileo Galileiらしいものになったんですけど、それってアルバムの制作の後半に、「これ、もしかしたら『PORTAL』とかの時代の感じがあるよね」っていう話になって。「それって何なんだろう」って話をしたんですよ。たぶん『PORTAL』以降、対外的なところというか、どう見られてるか、どう聴かれているかっていうのをすごく意識し始めてがらっと変わっていったんですけど、そこからファンに対して盲目的になったことによって、メンバー内でまた回せるようになった。この中で毎日が朝から晩まで回ってて、ひたすら楽曲のことと、「間に合うかな」ってこととか、お互い普通に好きなものについて話をしたりとか、そういうことに時間を費やせてるっていう状況が『PORTAL』のときにすごく近いなって思います。