Galileo Galileiインタビュー「4人それぞれの人格っていうよりは、今はGalileo Galileiっていう人格として生きている感じ」
実際曲も僕の中ではかなり違ったなと思うんですよ。でも今回やりたかったのは、二面性っていうよりは、結局その一部というか。外づらの自分のニュートラルな自分っていうのは裏表じゃないんですよね。全部同じひとりの自分っていう人間の中にあるものなので。1個の中のそのふたつの部分がすごく噛み合ってる気がしたので、その部分を取って考えたっていう。他にもまだまだ人間性について言いたいことも描きたいことももちろんあるんですけど、今僕らが描ける部分っていうのがこの2個かなっていう感じで書きました。だから、相反してるわけじゃないんですよね。同じ場所にあったものなんです。
――岩井君はこの2作のアルバム、どんな性格の作品になったと思いますか?
岩井さっき『PORTAL』時代のエピソードも出ましたけど、あのときは遮断したファンタジー的な世界を自分たちで作っていたけど、今は遮断せず、でもちゃんとした軸が自分の中に存在しているっていう。今回制作の中で、雄貴を中心にみんな野球にハマってたんです。
雄貴急にね(笑)。岩井それで野球の関係者と繋がったりとか、毎日みんなで野球の試合を観たりとか、キャッチボールしたりとか。