くらし情報『「グールドという“人”の重みを伝えたい」熊本マリが恒例の“夜会”を10月に開催』

2022年9月1日 12:00

「グールドという“人”の重みを伝えたい」熊本マリが恒例の“夜会”を10月に開催

にも、格別の思い入れがある。「楽譜を読むのも大変な難曲で、調性もズレてゆく…まさに万華鏡です。10代の頃からずっと聴いていて、いつか披露したいと考えていました。今回は、自分なりの解釈で弾くつもりです」と熊本。

“万華鏡”という玩具自体にも思い出が…。「最初に私にピアノの手ほどきをしてくれた叔父が、私が子供の頃、万華鏡をプレゼントしてくれました。嬉しくて、ずっと持ち歩いていたら…その日のうちに公衆電話に置き忘れて失くしてしまい、とても悲しかった。結局、57歳で急逝してしまった叔父や、失くした大事なモノ、万華鏡のように刻々と変化してゆく人生…この曲を弾いていると、色々なことがダブります。
とても大きな存在です」。

「グールドという“人”の重みを伝えたい」熊本マリが恒例の“夜会”を10月に開催
毎年のステージが終わる時には、「次に弾きたい曲が、ほぼ固まっている」と言うほど、演奏活動の軸へ据えている「夜会」。昨年の「夜会」は、コロナ禍の影響で、2年ぶりの開催に。終演後に恒例となっているファンとの交流も、楽屋とホワイエとを結んでの“リモート”となったが、「すごく喜んでいただけました。コンサート自体、とても少なくなっていたので、開催できたことだけでも、よかったのでは…」と話す熊本。

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