くらし情報『「グールドという“人”の重みを伝えたい」熊本マリが恒例の“夜会”を10月に開催』

2022年9月1日 12:00

「グールドという“人”の重みを伝えたい」熊本マリが恒例の“夜会”を10月に開催

「あなたのような巨匠に、私のような小娘が手紙を書くことをお許しください…私たちの共通点は唯一、“音楽を愛していること”です…」。返事は無かった。思い余って、グールドの自宅へ。と、偶然にも本人に遭えた。グレーのコートに、ハンティング・ハット姿。「手紙を書いたものですが…」。「ああ、君ね。今はゆっくり話せないけど、後でアシスタントに電話させるよ。
君の名前は?」。メモに電話番号を書き留めてくれた。そして、彼の秘書から電話があり、鬼才の伝言が告げられた。「…あなたの才能と可能性は、あなた自身が一番よく知るべきもの。自分を信じ、自分の才能を作るのが、あなたの仕事です。がんばって…」。

「グールドという“人”の重みを伝えたい」熊本マリが恒例の“夜会”を10月に開催


今回の「夜会」では、生前の彼に会った貴重な“証言者”として、「グールドと言う人間が、どう私に影響を与えたか、そういう人間的な話をしながら進めてゆく」と熊本。その上で、「彼が愛し、良く弾いていた曲をご紹介して、自分が今、聴いていただきたい曲も入れてゆく、という感じですね」と言う。

「音楽家は、安らかな気持ちや、愛を感じさせる力を持っている」

「グールドという“人”の重みを伝えたい」熊本マリが恒例の“夜会”を10月に開催


ステージの前半は、そのグールドの愛奏曲が軸に。小品「静かな森の小道で」

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