2022年10月20日 07:00
【インタビュー】「それぞれの恋の炎の揺らめきと、言葉の美しさに酔いしれて」―演出・主演 野村玲子に聞く朗誦劇『アンドロマック』の魅力
その実感が芽生えたことで、以前よりも自分の中でフィットするというか、表現がしやすくなった気がしています。
――最後に作品の見どころを。野村古典劇、ギリシャ悲劇と聞くと、難しいのではないかと思われるかもしれませんが、舞台はトロイ戦争後のギリシャでも、現代にもある片思いの連鎖の物語で、恋をした人間のときめきあり、嫉妬あり、一国の王が恋に翻弄される姿など、微笑ましいとさえ感じるほどです。登場人物たちが思いを吐露していく中で、共感していただける部分がきっとあると思いますし、それぞれの恋の炎の揺らめきをご覧いただきたいですね。それからやはり、朗誦劇の言葉の美しさを味わっていただきたいと思います。
取材・文:原田順子
浅利事務所『アンドロマック』チケット情報はこちら
https://w.pia.jp/t/andromaque/
夫「里帰りやめたし立ち合い出産だな!」妻「実家帰るよ」→直後…”実家へ帰る理由”を知った夫は「へ?」