くらし情報『人間たちの“生”への希求を描き出す4篇の物語 『デカローグ』最終章が上演中』

人間たちの“生”への希求を描き出す4篇の物語 『デカローグ』最終章が上演中

性別や年齢、置かれた立場によって見え方の違いが楽しめる作品と言える。

人間たちの“生”への希求を描き出す4篇の物語 『デカローグ』最終章が上演中

デカローグ9ある孤独に関する物語
そして、大トリを務めるのが『デカローグ10 ある希望に関する物語』。物語は主人公のひとりであるアルトゥル(竪山隼太)がボーカルを務めるパンクバンドのライブで、メロディそっちのけで「殺せ! 殺せ!」と十戒の教えとは正反対の言葉をシャウトするシーンで幕を開ける。

ライブ会場に足を運び、久々にアルトゥルと再会したのは兄のイェジ(石母田史朗)。イェジは疎遠だった父の死を伝えるが後日、父の部屋を訪れたふたりは、父が著名な切手収集家であり、遺された数々の切手が莫大な価値を持っていることを知る。


人間たちの“生”への希求を描き出す4篇の物語 『デカローグ』最終章が上演中

デカローグ10ある希望に関する物語(右から)竪山隼太、石母田史朗
ここまでの9作とは打って変わって、本作は欲の皮の突っ張った男たちが入り乱れてのコンゲームの様相を呈する。アルトゥルとイェジは、さながらデコボコの探偵コンビといったところ。見た目は全く似てないふたりだが、兄弟と言われると妙に納得してしまう空気をまとっており、「お父様の友人」を名乗る怪しげな男たちから大事な切手を守り、一獲千金を実現すべく奮闘する。

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