黒羽麻璃央×甲斐翔真 大ヒットミュージカルに挑む“ロミオ一年生”のふたり「頼りあって、戦友として」
黒羽“愛”というのがひとつの大きなテーマとしてある作品です。この作品をご覧になっていただけたら、自分が愛する人……恋人でも友人でも家族でも、自分が愛情を注いでいる人に対して、もっと愛情深くなる、もっと愛することをしたくなる、そんな気持ちになると思います。なかなか会いたい人にも会えない状況だと思いますが、自分の持っている愛情をさらに深く感じる作品になっていると思うので、少し皮肉かもしれませんが、こういう時代にはぴったり。そして、そういったメッセージ性だけでなく、楽曲も本当に素敵なものが多く、総合エンタテインメントとしてとても素晴らしい作品ですので、日頃のストレス発散にもいいのでは(笑)。ぜひ、観にいらしてください!
甲斐この作品を観終わったとき、僕は、意外と“死”ってすぐ近くにあるんだな、と思う気がします。たった数日で、普通の少年少女が死に追いやられてしまうストーリー。特に今の日本は平和で、新型コロナウイルスの問題はありますが、戦争もなくテロなどもめったに起きない。でもそんな僕らのそばにも死はあって、「もうちょっとあの人のことを大切にしていればよかった、もっと愛していればよかった」と思う時は絶対来ると思うんです。