BUCK-TICKインタビュー「新しいバンドをやるような気持ち」あの日から現在、そして未来へ続く新作とツアーを語る【前編】
今回から、そういったこととは違うところに意識を向けて曲を作りました。
今井同じく歌いやすさは考えるようになって。後は、ふたりでボーカルをとるわけだから、曲調をメロディ主体にするより、リズムを重視する曲が増えました。
今井寿
――今井さんはこれまでもBUCK-TICKでエッジの効いたボーカルを聴かせてくださる曲があって、ほかでもギター&ボーカルをされていたバンドLucyとも違う、新生BUCK-TICKのボーカリストとしての新たな顔が見えますね。
今井はい、だといいですけど。
――フロントマンとして歌うことになり、心がけたことは何かありますか?
今井まあ、元気よく歌うことです(笑)。
――なるほどです(笑)! 当初、ボーカリストが不在になるということで、新しいメンバーを入れることや、AIの可能性などのお考えもあったのですか?
今井新しいメンバーを入れたり、ゲストボーカルを入れたりすることは現実的ではないというか、あまり面白くない。4人のほうがバンドを続けやすいと思ったんです。
AIに関しては、少し調べたけど想像していたものとは全然違って、便利じゃないから。
――星野さんはボーカルを担当することになってあらためて行ったことはありますか?
星野ボイストレーニングを少しやったりしていて。