あのHBO®から新たな名作ドラマが!『ペリー・メイスン』に期待したい5つの理由
もちろん、それらは興味本位で撮られたものではなく、ドラマの中の必然として、そこに収められている。
惜しみない制作費やクオリティの高さ、そこに多くの優秀なクリエイターたちが惹きつけられるのは必然。巷には海外ドラマはあふれているが、常識を超え、ありきたりの展開を突破して攻め続ける、それがHBOドラマの凄みなのだ!
期待の理由その②
まるで『LAコンフィデンシャル』!?
1930年代LAを再現したクライムノワール!
ガードナーの原作シリーズは1957年と1985年にTVドラマ化され人気を博したが、本作で描かれるのは、それ以前の時代。舞台は1931~32年のロサンゼルス。人々が大恐慌にあえぎ、禁酒法の隙を突いてアルコールに慰めを求め、生き延びるために必死だった時代だ。時期としては、映画『アンタッチャブル』の世界観に近い。主人公ペリー・メイスンはそんな時代の中で疲れきってはいるものの、『アンタッチャブル』のエリオット・ネスと同様に、正しいことを成し遂げようとする。
また、本作では汚職や、人種差別といった社会の闇も描かれ、『L.A.コンフィデンシャル』のようなクライムノワールを体感させるのがミソ。