濱田めぐみインタビュー 上演中ミュージカル『スクールオブロック』でもとロック少女の名門校校長役
って(笑)。
――そう考えると、デューイはものすごいエネルギーの持ち主なんですね。
そうですね。ああいうキャラクターのエネルギーってどこからくるんでしょうね。必ずしもポジティブなものではないと思うんです。彼には執着心みたいなものがあるから。その心の傷みたいなものはなかなかしんどいところがあると思いますが、それよりも自分を信じて、思い通りやりたいって気持ちが強い。あとは性格かな(笑)。
げんこつ作っても、「こら!」と振り上げるだけで、ゴンとまではいかない。そういう憎めない感じがありますよね。西川さんもカッキー(柿澤)もそういうところはありそうです。最後まで怒り切れない人懐っこさがあります。
――その西川貴教さんと柿澤勇人さんの印象はいかがですか?
きっとみなさんおわかりだと思いますが、まったく違う世界の、まったく違う持ち味の、まったく違う個性の、まったく違うふたりが同じ役をやるわけなので(笑)。これはもう、まっっったく違うふたつの『スクールオブロック』ができあがると思うんです。Wキャストでも、ここまで違うことはなかなかないと思うんですよ。同じ舞台役者でキャラクターが違うことはあっても、今回はテイストも違えば住んでいる世界も違いますから。