濱田めぐみインタビュー 上演中ミュージカル『スクールオブロック』でもとロック少女の名門校校長役
彼の生き方がイコール、ロック。多分本人はなにも思っていなくて、それが普通なんだと思いますけど。でもああいう生き方の、人目を気にせずに自分がやりたいからやるんだって人が増えれば、みんな変に気を使いすぎないでラクに生きられるだろうなと思います。だけどそこに到達ってなかなかできないじゃないですか、いこうと思っても。
――この作品を観ると、できるかもしれないなと思わせるものがありますね。
そうですよね。体現して見せてくれている部分があるから。今大人はさまざまな厳しい環境で生きているから、そこをちょっと「ゆるんで~」っていう作品でもあるんだろうなと思います。
緊張をほぐしてっていう。
――ちなみに濱田さんはデューイくらいいきたいですか?
いやあ、ここが大人になった自分の思考なんですけど、それをやらかした後始末は誰がするんだろうって考えちゃう(笑)。本人はしないでしょう?そうすると周りに迷惑をかけることになる。となると、そこまではっちゃけられないなという気持ちが働くので、一歩前くらいで止まるのが美しいと思います(笑)。それに、あそこまでいききっちゃっても疲れそうだから、私はちょっとだけ足を突っ込むくらいで、「ああ、もうじゅうぶんでございます、ありがとうございます」