濱田めぐみインタビュー 上演中ミュージカル『スクールオブロック』でもとロック少女の名門校校長役
――鴻上さんとのものづくりはいかがですか?
すごく話しやすい方で、一番うれしいのは、明るくポジティブにお話を聞いてくださって、「それもいいかも」「なるほど」っていつも前向きにとらえてくださるんですよ。ご自分のプランもありつつ、「ちょっとそれも試してみようか」って柔軟に料理してくださるので、稽古していて楽しいです。
――そういう方とだといろんなアイデアが湧いてきそうですね。
衣裳についてもお話ししています。海外作品は、ものによってはセットも衣装もブロードウェイそのままで、という作品もあるのですが、今作は余白があるので。衣装の色味とか、髪型とか、眼鏡とかについても話しているんですよ。――ちなみに濱田さんにも、ロザリーのロックみたいな存在はありますか?
ありますよ。中学時代は渡辺美里さんやレベッカを聴いてました。
あとはPSY・S(サイズ)とか岡村靖幸さんとか。いま曲を聴くと、『うーん、そうだった~』って、センチメンタルな、ノスタルジックな感じがありますね。そういう感覚は今回のお芝居のニュアンスで出していけたらなと思っています。
デューイには、怒りきれない人懐っこさがある
――濱田さんはこの作品における“ロック”ってなんだと思われますか?
デューイの存在そのものかな。