くらし情報『坂本昌行が児童殺人を繰り返す難役に挑戦 パルコ・プロデュース2022『凍える』共演に長野里美、鈴木杏』

2022年6月23日 10:40

坂本昌行が児童殺人を繰り返す難役に挑戦 パルコ・プロデュース2022『凍える』共演に長野里美、鈴木杏

この「凍える」という劇も、そのように読み始めました。多くの場面のそれぞれの世界感、登場人物である三人のモノローグのバラバラな感情、時間、背景、質感、それらがぐるぐると円環しはじめ、物語が一つの網のように絡みついていきます。こんな複雑で面倒な台本は初めて。すぐにプロデューサーに、「これで、いきましょう」と、電話をしました。

■平川大作(翻訳)コメント
『凍える』には主人公が存在しません。鮮烈な出来事の前では主人公も脇役もなく、個々の人間が自分の置かれた位置からそれに対峙するしかない。三人の独白の連打という、戯曲の形式としてはやや特異な手法でこの作品が語りはじめるのは、そのような状況です。やがて三人が放つ強烈な磁場はお互いを引き寄せ、干渉し、舞台上に意想外の文様を浮かび上がらせることでしょう。
三人のキャストの磁場から、栗山さんが描く文様を劇場でぜひ目撃いただきたいと思います。

■坂本昌行 コメント
普段の生活では、なかなか起こり得ない、また、センセーショナルな内容ですが、非常に考えさせられる舞台になっています。
今までに演じたことの無い『連続児童殺人犯』ラルフを演じます。ラルフという人間になった時に、どのように気持ちが動いてどのようになってしまうのか、僕自身楽しみですし、心も体ものめり込んで行けたらと思います。

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