戸田恵梨香&永野芽郁、互いに感じる“頼もしさ” 「絶対的に“大丈夫”と思わせてくれる」
戸田さんが“母”の視点も交えて
相談に乗ってくださった
――完成した作品を観ての率直な感想を聞かせてください。
戸田正直「分からない」というのが素直な感想ですね。お芝居していても、かなり頭で考えながらやっていたので、それが成立していたのか?と心配な気持ちもあり、客観的に見ることができなかったんです。
だから「感動しました」という声を聞くと「感動するところはどこなんだろう?」と気になりましたし、良い評価を聞くと「そうなんだ」とどこか遠いところにいるような感覚に陥るんですよね。
その違和感っていったいなんなのか?まだ分からないけど、この作品によって、誰かのモヤモヤした気持ちがハッと導き出されるようなきっかけになったらいいなと思っています。
永野(完成作を観て)最初に脚本を読んだときと同じ難しさは感じました。実際に撮影しているときも「これで合ってるのかな?」「これってこういうことなのかな……?」という感じで、自分の中でも「これだ!」と思えるものがなかなかなかったんです。それは完成作を観ても感じましたし、観てくださるみなさん、それぞれ思いを馳せる作品になっているのかなと思います。
――現場に入ってから役柄を掴んだ瞬間や手応えを感じた部分はあったんでしょうか?
戸田廣木(隆一)