『インサイド・ヘッド2』監督&製作者が語る“良い続編の条件”
誰かと触れ合い、ものと触れ合い、陽の光にさえ心が動く。“頭の中”という不思議な世界が舞台のはずの本作が圧倒的に身近で、共感できて、最後には感動してしまう理由はここにある。
「この映画にはいろんな側面があるんです。大きく分けるとライリーの“頭の中”と“外の世界”ということになりますが、頭の中には司令部があって、司令部の外部にも世界があって、そこにいる感情たちが二手に分かれて、外の世界でも新たな展開があり……いくつもの要素が絡み合っているんです(笑)。だからこそ、この映画をつくる上で最も大事で、最も難しかったのは、それらのバランスをいかにとるか? ということでした」(マン監督)
本作はインサイド・ヘッド=頭の中を描いている。しかし“頭でっかち”な映画ではない。誰もが経験する/してきた出会いや、失敗、動揺、不安、喜び、気恥ずかしさ、感動がつまっていて、頭ではなく心が動く作品だ。そして、前作を愛した人だけでなく、本作から観る人も満足できる“新しい映画”になった。
「本作は前作とつながっている部分を描きながらも、新しくて、前作とは違っていて、広がりがある。物語として前作よりも成長しているものを目指しました!」