2022年12月9日 18:15
【オフィシャルレポート】“すかんち結成40周年記念「SCANCH’N 40th FANTASY TOUR」” 11月29日(火) @川崎CLUB CITTA’公演
時々、言い間違えては「コホン(咳払い)、間違えました」と律儀に詫びを入れつつ注意事項を読み上げていたのはROLLYだ。一度、すかんちの世界に足を踏み入れた人に対して、隅から隅まで楽しませたい、そんな心意気の現れなのだろう。正に真のエンタテイナー。
深紅の幕で閉ざされたステージから何が飛び出すのか、お客さんたちの期待が高まる中、幕が左右にサーッと開くと、まず目に飛び込んできたのはセンターのROLLY、小畑ポンプ、そして上手にはShima-chang!! その瞬間、お客さんのワーッ!という歓喜の声が響く(ような感覚を覚える)。というのもイベントを除き、すかんちのワンマンライブでShima-changが最初からステージにいるのは、あの事故以来、初めてのことだから。
Shima-chang
ギターのリフとROLLYの唄からスタートする「スローソンの小屋 」からライブはスタート。ドラムのキックとタンバリン、テッドのベースと、村原康介のエレピの音……どんどんぶ厚くなっていくサウンド。ああ、これが今のすかんちサウンドなのだとお客さんも噛みしめているようだ。
時折、「レッツゴー!」と合いの手を入れるShima-chang、以前より元気そうで何より。