忘れらんねえよ 自主ライブ『ベイビー忘れきゅーれ』開催、伊澤彩織がゲスト出演&映画挿入歌の披露も!
「俺にやさしくしてくれ〜」という懇願から曲になだれ込み、まさにこれから共にライブを作っていくバイブスが高まる。早くも「最高だ! ありがとう!」とクライマックス感を醸す柴田。が、その口ですかさず「よりにもよって三連休の最終日に恵比寿なんて来づらかっただろ?」と、下げてるのか上げてるのか分からないフォローを入れた。
シンプルな8ビートが「だっせー恋ばっかしやがって」の柴田流の応援を確かなものにして、さらに「北極星」では確かなカントリータッチのリズムをキープするタイチサンダー(この日は“タイちいかわ”と呼ばれていた)をさらに発奮させるようにフロアが応援すると、タイチが絶叫しドラムも爆裂。初期からの名曲はもはや歌詞の意味を飛び越えている。「だんだんどんどん」もサビは速いカントリータッチだが、Aメロのソウル×ガレージロックのノリは特にこのメンバーの真骨頂といった感じだ。MCで柴田は「プライベートでは最低なことばっか。恋人はいない、友達もいない。でもここは最高だ。ここにはお前らがいる!」と、身も蓋もない本音を吐露したが、まさに忘れのライブの50%はファンが作っていると言っても過言じゃない。ジャンプし、歌い、腕を振る、それらのすべてがステージ上に負けない自己表現になっている。