くらし情報『【野音ワンマン直前企画】東西のフラカン番による緊急対談!「40代後半~50代の心情を、こんなリアルに描いているロックがこれまであったか」』

2022年9月16日 18:00

【野音ワンマン直前企画】東西のフラカン番による緊急対談!「40代後半~50代の心情を、こんなリアルに描いているロックがこれまであったか」

ええと、1993年の9月21日、ガラガラの下北沢シェルター。まだ名古屋在住だった頃。

鈴木その時は、どんなところに惹かれたんですか?

兵庫過激なところ。頭の両サイドを剃って目の周りを赤と青に塗ったちっちゃいボーカルが、自傷行為みたいに転げ回りながら歌っていて、ハープを吹くたびに強く押し付けすぎて出血する。で、裸にオーバーオールの獣人みたいな男が、暴れ回りながらベースを弾いてる、という。で、ブルースとパンクとハードロックを混ぜたみたいな音で……その頃って、もう渋谷系が流行りだしてたのね。

【野音ワンマン直前企画】東西のフラカン番による緊急対談!「40代後半~50代の心情を、こんなリアルに描いているロックがこれまであったか」


鈴木ああ、そうですよね。

兵庫という時代においては、完全にアウトなスタイルなのが、「これ、すごいカウンターだな」と思った。
あと、そのちょっと前までのバンドブームに対するカウンターにも感じた。タテノリで速くてポップで、お客さんが跳ねて、っていう感じとは、対極で。

鈴木また別の意味ですけど、フラカンがカウンターというのは、今もだと思いますね。フラカンって昔も今も、簡単に前向きな曲、「がんばれ」とか言う曲、人の背中を押すような曲は、歌わないじゃないですか。

兵庫そうね。デビューの頃もそうだし、今もそうだし、2000年代前半は、青春パンクブームに交じれたおかげで再評価されたところもあったけど、その時期も、そういう曲は歌わなかったし。

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