2023年3月1日 18:00
【インタビュー】ロックバンド・CRYAMY「生きていくことにフォーカスが当たって、それを心から賛美できる力を歌に込めたかった」
その、僕のどうでもよくなったところにみんなのチューニングが合ってきたのかなと思います。
――カワノさんがどうでもよくなったのはなんでなんですか?
カワノ理由とかは特にないですけど、急にっすね。今の周りのバンドもそうだし、音楽業界でも何でもいいですけど、いろんなものを見たときに「まあ別にいいか、この人たちは勝手にやってれば」みたいな感じもあるし、僕は好き勝手やらせてもらうよというか。もうやけくそにも近いし、「こいつらどうでもいいな」みたいな感じにも近いし。気づいたらどんどんそうなってたんで。
――それはポジティブなこと?
カワノポジティブもネガティブもないんじゃないですかね。何もない。本当にどうでもいいっていう。
――それで生まれたのが今回のシングル?
カワノそうですね。
――マイクを100本以上立ててレコーディングしたそうですけど、なんでそういうやり方になったんですか?
カワノいくつか理由がありますけど、僕、スティーヴ・アルビニというプロデューサーが好きなんです。僕はクラウド・ナッシングスの『アタック・オン・メモリー』っていうアルバムとかザ・クリブスの『24-7 ロックスター・シット』っていうアルバムが好きなんですけど、あの人のドラムの音の録り方がすごい好きで。