2022年9月30日 18:00
w.o.d. セルフプロデュースで挑んだニューアルバム『感情』 「バンドとして強くなった」
バンド的にも成長できました。
元良今、ライブで気をつけているのは、音楽そのものになるというか。そういうことだと思うんですよ。
サイトウゾーンに入れたら一番いいのかなと。グルーヴどうこうではなく、その先に行きたいんですよ。それを求めてやってますからね。
――先日のライブ(9月11日・渋谷クアトロ、w.o.d.とGLIM SPANKYとのツーマン)では今作から7曲披露してましたよね。曲調の雰囲気もあると思いますが、演奏はより一枚岩になり、整合感も出てきて、何よりサイトウさんの歌が前に出てきた印象を受けましたが、いかがですか?
サイトウそうですね。
歌は曲作りでも意識しているし…1stアルバム、2ndアルバムは衝動を大切に作ったんですけど、俺は最初はギタリストになりたかったし、ヴォーカリストとしての自信もなかったから、歌に重きを置いてなかったんですよ。ただ、ニルヴァーナのカート・コバーン、BUMP OF CHICKENの藤原さんの歌声にも憧れていたから。単純にバンドとして、いい曲を作るためには歌が大事やなと。あと、「楽園」(3rdアルバム『LIFE IT TOO LONG』収録)を出したときにw.o.d.の基礎が完全に固まって、アイデンティティが確率された気がして。