2024年2月16日 18:00
a flood of circle、ドミコを迎えたツーマンライブ3日目 極上の宴を繰り広げた夜【ライブレポート】
写真:新保勇樹
a flood of circleが多彩なゲストを迎える『A FLOOD OF CIRCUS 2024』が2月9日に東京キネマ倶楽部にて開催された。ツーマン形式で4公演を行うが、この3日目に招いたのは佐々木亮介(Vo/G) がラブコールを送ったことで対バンが実現した2ピースロックバンド、ドミコ。
初対面の際、好きだという想いをおもいっきりぶつけたがあまり、ピリつく空気もあったと佐々木は振り返っていたが、その愛はまっすぐに伝わっていたのだろう。ドミコはその独創的で深いセンスを冴え渡らせ、フラッドはロックンロールを軸に様々なエッセンスを取り込む懐の深さを見せつけていき、他にはない極上の宴が繰り広げられた夜となった。
暗がりの中、キング・クリムゾン「Easy Money」が鳴り響き、颯爽とさかしたひかる(Vo/Gt) と長谷川啓太(Ds/Cho) がステージに姿を現してスタートしたドミコのライブは初っ端の「びりびりしびれる」から怪しげでそそる雰囲気が抜群。ドミコはベースレスな2人編成であるのだが、無理やり感がない。
さかしたがループマシンを駆使して音を重ねたり、オクターバーでベース的な低音を加えたり、といった工夫はありつつも生み出されるグルーヴ感自体が凄まじいのだ。