【ライブレポート】全19曲で駆け抜けた、the dadadadys5人体制での初ワンマン『三三愛燦燦』
小池は天井のパイプに手をかけ、抑え切れない感情を歌にぶつけていく。「奴隷の唄」に入ると、yuccoは強烈なビートを叩きつけ、拳を突き上げてジャンプする観客たちが増えていった。
yucco(Ds)
次の「しぇけなべいべー」では「俺に溢れるほどのエネルギーをちょうだい!」と叫ぶ小池。バンドはロック・モード全開で突っ走り、混沌としたままスパークする演奏にも大興奮。ドリーミーな歌メロが際立った「青二才」を挟むと、新曲「にんにんにんじゃ」へ。キャッチーなサビも相まって、会場は過熱の一途を辿る。そこに「あっ!」を投下。熱く語りかける小池の歌声に惹きつけられる。
また、パンキッシュに加速していく緊迫した演奏もインパクト絶大である。観客のリアクションもすこぶる大きかった。
佐藤健一郎(Ba)
その流れを「PUXXY WOMAN」で繋ぐと、ここでさらに新曲「nantekotta」を披露。エッジ際立つギターのイントロから緩急をつけたバンド・アンサンブルに雪崩れ込む。儀間の加入により、the dadadadysのバンド感はさらに研ぎ澄まされているようだ。「gesewa」を経て、「人を許すことにしました!」