2022年6月20日 07:00
映画『メタモルフォーゼの縁側』芦田愛菜×高橋恭平(なにわ男子)インタビュー「幼なじみって不思議な関係ですよね」
あと、これは映画オリジナルのシーンだと思うんですけど、紡とうららのコミティアシーン。その関係性が素敵だな、と思いましたし、紡のいいところだなって。うららは幼なじみに助けられているんだなって、思いました。
高橋僕は(恋人の英莉と)別れるシーンが印象に残っています。あそこは紡の感情が一番変化する場面でもあるので、お芝居をした印象としては強かったです。
泣く演技もあって、観る人にただ泣いてる、と思われてしまうのは嫌なので、そのときの感情をどうやったら伝えられるのか、「泣くのもわかるよ」って、思ってもらえるように考えました。
芦田私はうららとしてそれを見ていたのですが、やっぱりつらかったです。実はそのとき、うららとしては嬉しいことがあったんですけど、自分をいつも受け止めてくれる存在の紡が落ち込んでいるのがすごくつらくて。
なんて声をかけてあげたらいいのかわからない、そういう気持ちが高橋さんのお芝居を通して自分の中にひしひしと浮かんできました。
グループになったときにまた強くなれたら
――この作品を通して学びを得たことがあれば教えてもらえますか。
高橋僕は前回、狩山監督とご一緒させてもらったときが、ほぼ1からの状態のお芝居だったので、すべてを狩山監督に教わったようなものだったんです。