三石琴乃・井上麻里奈・水樹奈々が語る「美少女戦士セーラームーン」が世界から愛される理由「生きているだけで自分自身が輝いていることを忘れないでほしい」
そこから再度挑戦していたんですが「ああもう自分は、一生「美少女戦士セーラームーン」の世界に存在することはできないんだ」と、完全に諦めたんです。
──それがまさかの。
井上今回、まさかのセーラースターライツ/スリーライツのオーディションをいただくなんて夢にも思っていませんでした。今まで挑戦したキャラクターの中でも一番遠いキャラクターで、きっと自分ではないだろうと思いながらも、最後の最後なのだから思いをすべてぶつけさせていただいたら、合格のご連絡をいただいて。実際に台本をいただくまでは本当に信じられませんでした!
──間違いなく、人生屈指の幸せですね!
井上ようやく台本が手元に届いて、香盤表に自分の名前が載っているのを見て「ああ、セーラー戦士の一員になれたんだ」と胸が熱くなりました。同時に、プレッシャーもものすごく感じましたが。やはり自分も「美少女戦士セーラームーン」の大ファンなので、他のファンの方々の思いも知っているだけに「皆さまのご期待に添えられるのかな」という不安、演じる責任感など、とにかく色んな思いがありました。
──愛している作品だけに、手放しで喜ぶだけじゃいられなかった。