くらし情報『裁判、それ自体もひとつの“事件”。名作を現代によみがえらせる『連続ドラマW 事件』で椎名桔平が法廷に立つ』

2023年8月16日 12:00

裁判、それ自体もひとつの“事件”。名作を現代によみがえらせる『連続ドラマW 事件』で椎名桔平が法廷に立つ

椎名桔平撮影:川野結李歌


20代の女性が刺殺体で発見される。殺人及び死体遺棄の容疑で逮捕されたのは、19歳の男性。元裁判官の弁護士・菊地が彼を弁護することになるが、やがて法廷では意外な事実が次々と露見し……。大岡昇平の裁判小説を、WOWOWにて連続ドラマ化した『連続ドラマW 事件』。1978年製作の映画版をはじめ、過去にも映像化されてきた名作が、裁判員裁判制度が導入された令和の時代によみがえる。事件の裏にどんな真実が潜んでいるのか?そもそも、“真実”とは何なのか?主人公の菊地を演じた椎名桔平に話を聞いた。


裁判、それ自体もひとつの“事件”。名作を現代によみがえらせる『連続ドラマW 事件』で椎名桔平が法廷に立つ

この裁判は主人公・菊地にとっては自分との戦いでもある

──原作小説があり、過去に映画化やドラマ化もなされている作品ですね。

椎名今回に関しては、別物だと捉えて臨みました。そもそも“令和の『事件』を作る”というところから始まったプロジェクトですし、原作や過去の作品とは時代設定が違い過ぎます。緻密に構成された原作小説を、裁判員裁判や少年法の変化といった現代の状況にどう合わせるか、今求められるエンターテイメントとしてどう成立させるか。そのあたりがしっかり練られた脚本で、「これは面白いな」と思わされました。

──やはり裁判員裁判制度の存在は大きな違いに?

椎名裁判員裁判となると、弁護士さんは裁判員に向かってアピールしなきゃいけない。

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