星野源、斉藤和義、スガ シカオ、くるり、KREVAら15組が熱演 『LIVE the SPEEDSTAR』オフィシャルレポート
というセリフと、真心込めて呟くような最後の<Amazing Grace>という詩。その清らかさに圧倒された者は多いはずだ。
さて、ここで一呼吸を置くMCである。マスクをつけてもつけなくても、街中で誰からも気づかれないというエピソードが微笑ましい。怖いぐらいの誠実さとあどけないユーモア。竹原ピルトルはそのふたつがあるから頼もしい。最後は未発表曲の「アンチヒーロー」で終幕。一度限りの人生を懸命に生き抜く歌、タフな表現者に万雷の拍手が送られた。
Text:黒田隆太朗
セットリスト
M1. おーい!おーい!
M2. カモメ
M3. LIVE IN和歌山
M4. ギラギラなやつをまだ持ってる
M5. よー、そこの若いの
M6. Amazing Grace
M7. 今宵もかろうじて歌い切る
M8. アンチヒーロー
LOVE PSYCHEDELICO
LOVE PSYCHEDELICO Photo:木下マリ(SOUND SHOOTER)
「LIVE the SPEEDSTAR」、ROAR STAGEの最後を飾るのはLOVE PSYCHEDELICO。NAOKIのギターが「Free World」のイントロをかき鳴らすと、フロアに自然とクラップがあふれ、KUMIの歌声がオーディエンスの心を重力から解き放つ。