2022年1月24日 10:00
【ライブレポート】水樹奈々、841日分の想いが詰まった有観客公演「最高に弾けられる幸せな時間を作っていきたい」
声優アーティストのトップランナー・水樹奈々が、2年4カ月ぶりの有観客ライブ『NANA MIZUKI LIVE RUNNER 2020 → 2022』をさいたまスーパーアリーナで1月3・4日に開催した。スタジアムライブ、オリコン1位、紅白歌合戦出場と数々の“声優初”を切り拓いた歌手デビュー20年の軌跡を振り返りつつ、その先の未来へ向かう意図が込められた公演だった。
1月21日には4日の公演のライブ配信も行われ、アーカイブ配信も今月30日まで視聴可能。なぜ水樹奈々が多くのオーディエンスを魅了し続けるのか。その答えが散りばめられたようなステージは、何度でも観る価値があるだろう。
2020年、水樹奈々は歌手デビュー20周年を迎え、過去最多の全17公演に及ぶツアーが予定されていたが、コロナ禍ですべて中止になった。ファンはもちろん、彼女自身も待望だった今回の2Days。有観客では2年4カ月、841日ぶりのライブとなった。
水樹奈々のライブといえば熱く飛ばすのが真骨頂だが、2年を経て世の中も自身の環境も変わった中で、変化はあるのか?事前に「今回のセットリストは攻撃的」と話していた通り、1曲目から高速のシンフォニックデジタルロック「Synchrogazer」