2022年1月24日 10:00
【ライブレポート】水樹奈々、841日分の想いが詰まった有観客公演「最高に弾けられる幸せな時間を作っていきたい」
トレーナーの佐藤公勇氏は「どんなアスリートも全力疾走しながら歌うことはできない。どんなアーティストも音を外さず歌いながら走ることはできない。水樹奈々さんだからできる特許みたいなもの」と語っていた。
ブランク明けの今回のライブに向けては、「年齢を感じさせない動きをしたい」と、HIITトレーニングなどもこなし、体力や筋力を取り戻したそう。「今は20代の頃より体力があります」とも言う。
爆発的にエネルギッシュな「Get up! Shout!」からラストスパートへ
今回の公演は、リハーサルまで完了しながら中止になった20周年ツアーをベースに再構成され、過去の幾多のライブシーンを繋いだ映像も流された。「当時のマネージャーがホームビデオで撮っていた」という原宿アストロホールでの2001年のライブから、日本武道館、東京ドーム、甲子園球場、出雲大社……などと僅かずつだが流れて、懐かしさを呼ぶ。
この日のセットリストで一番古い楽曲は、2001年の1stアルバム収録の「TRANSMIGRATION」。
初期の水樹の転機になったナンバーだ。
もともとラジオ番組の企画で、ロック系アニソンシンガーの草分け・奥井雅美に作詞を依頼。