2020年2月3日 12:00
ぴあ映画初日満足度ランキング発表! 第1位は『淪落の人』
本作は香港電影金像奨など多くの映画祭で高く評価された作品で、出口調査で訪れた劇場ロビーは涙を浮かべながら作品の感想を話す人であふれた。「とても抑制のきいた映画だった」と語る60代の観客は「観ながら心が温かい気持ちになった。これからの日本も外国人労働者が増えてくるだろうけど、そんな状況を楽しさを交えて描き出していた印象深い」とコメント。「香港映画が好き」だという観客は「ふたりのふれあいが作品の見どころだと思う。終始、イヤな気持ちにさせられることなく楽しめた。仕事などで悩んでいる人には、励ましや癒しを与えてくれる映画に感じるかも」と分析でした。
またタイトルの通り、本作は“淪落(おちぶれてしまう)の人”が主人公だが、家政婦のエヴリンに共感する観客も多く「自分も夢を追いかけているので、家政婦の女性に共感した。夢を追いかけることの大切さに気づかせてくれる映画でもあるので若い人にぜひ観てほしい」との声もあった。
観客層は40~60代が最も多かったが、若い観客の姿も多く、男女比はほぼ同じ。感動のあまり、泣きながら出口調査に応じてくださる方もいるなど、作品に深く感動している人の姿が目立った。また、映画祭の上映で感動し、公開初日に“リピーター”として来場した人もおり、今後も“根強い人気”を誇る作品になりそうだ。