くらし情報『青柳翔、戦前の銀幕スターを描いた舞台『三十郎大活劇』は「今やることに意味がある」』

2022年2月28日 17:00

青柳翔、戦前の銀幕スターを描いた舞台『三十郎大活劇』は「今やることに意味がある」

青柳翔 撮影:川野結李歌

撮影:川野結李歌



鈴木聡の脚本で1994年に初演された名作で、戦前の日本映画界の激動を駆け抜けた若者たちの青春を描いた『三十郎大活劇』がラサール石井の演出でこの4月よりリバイバル上演される。大部屋役者から一夜にして銀幕スターに駆け上がった主人公・紅三十郎を演じるのは、劇団EXLIEの青柳翔。初演から28年を経て、本作が現代の観客に響くものになるという青柳の“確信”とは――?稽古開始を前に話を聞いた。

――最初にオファーが届いて、戯曲を読まれての感想、魅力に感じた部分を教えてください。

青柳この作品に含まれている熱やメッセージ性が、今のお客さん――当時の時代(戦前の日本映画界の黄金期)を分からないお客さんにも、稽古して努力すれば伝わるんじゃないかと思いました。

1994年に初演されていて、その頃の人よりも僕の方が明らかに時代背景が分からない状態ではあるので、もちろん下調べをして、いろんな作品を見て研究した上で、今やることの意味などを稽古を通じて模索して、本番でお客さんに感じていただけたらという印象です。

――特に青柳さんが感じた“熱”や“メッセージ性”とはどういったものでしょうか?

青柳たとえば、今「こういう描写はダメ」

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