吉沢亮の“自信を保つコツ”「死ぬほど準備する。本番になったら忘れます」
になることを目指し、戦の場で頭角をあらわしていく信(山﨑賢人)とともに、あれからさまざまな困難を越えてきた。
「『キングダム』って、展開が読めなかったり、急に『ここでこの人が出てくるんだ!』って驚かされたり、熱すぎてカッコ良すぎて泣けてきたり……。とにかく魅力が詰まっている作品なんです」と自然と熱がこもる吉沢の声音には、仲間とともに困難を乗り越え、後に見守る立場になる嬴政自身の感慨も滲んでいるように思える。
「今回の『大将軍の帰還』も、相当カッコいいです。大沢たかおさん演じる王騎の立ち振る舞い、声の出し方からして、もう『カッコ良すぎて泣けちゃう』要素が詰まってます」
サブタイトル「大将軍の帰還」がどういった意味を持つのかも含め、ぜひ最初から最後まで余すところなく、スクリーンに注目してほしい。
(C)原泰久/集英社(C)2024映画「キングダム」製作委員会
役作りのターニングポイントになった大河ドラマ
「物語が進むにつれ、嬴政は当事者から見守る側に変化していきました。戦をはじめ、物事の展開を当事者として受け止める視点から、少し距離を置いた地点で戦場を見守る立場になった。その変遷をたどるように、僕自身の表現も“受けるお芝居”になっていったのかな、と思います。