吉沢亮の“自信を保つコツ”「死ぬほど準備する。本番になったら忘れます」
やってみて周りの反応が良かったら、やっと自信満々になる! みたいな。リアクションがないと、ずっとネガティブなことを考えちゃいます」
これはもともとの性格なので、克服できるものならしたいんですけど、と自身について語る吉沢には、気負いがない。『キングダム』で見せる嬴政の堂々とした風格や、『東京リベンジャーズ』で見せるマイキーの飄々とした佇まいの裏には「やってみなければわからない」という一周まわった達観があるのかもしれない。
「死ぬほど準備して、本番では忘れるんです。何も考えずに臨むほうが、プレッシャーを跳ね除けられる。さっきの『ただその場にいることを大事にする』って話にも通じるかもしれません。できる限りの準備さえしていれば、あとは考えなくても身体が覚えてくれていますから」
力が抜けている、というよりも、入れるべきところに力を入れている、という印象が、吉沢の演技にはある。「今でも緊張しちゃって『もうダメだ〜』ってなることもあります」とお茶目に語ってくれるが、とても想像できない。
「緊張したときは、良い意味で諦めます。やっぱりすごく思い入れが強かったり、こだわりを持ちすぎたり、『練習してきたことの120%を出さないと!』って力が入ったりすると、空回りしちゃうので。