『CROSSING CARNIVAL'20』オンラインライブで感じた、今までにない“親近感” コロナ禍以降のエンタメの可能性
という主催者の強い想いによって、今回オンライン・ストリーミングでの開催が実現した経緯がある。
現在 CINRA.NETでは、コロナウイルスに立ち向かっていくための様々なアクションを、メディアとしてサポートしていくためのプロジェクト「#カルチャーはとまらないとめられない」を立ち上げており、今回の『CROSSING CARNIVAL’20 -online edition-』も、その流れを汲んだものといえるだろう。そのためイベントのプログラムには、アーティストによるパフォーマンスや、事前に撮影されたライブ映像だけでなく、Zoomを使ってのインタビューも含まれており、コロナによって苦境に立たされているライブハウスの現状についてなど、受け手と送り手が共に考えるきっかけにもなっていた。
最初に登場したのはSTUTS。前述した2017年の『CROSSING CARNIVAL』では、EP『ABS+STUTS』を共にリリースしたAlfred Beach Sandalと共に出演、林響太朗と水井翔によるVJをバックに心地よい空間を作り上げていた。この日は機材やレコードが所狭しと並んだ自宅にてパフォーマンスを披露。