『CROSSING CARNIVAL'20』オンラインライブで感じた、今までにない“親近感” コロナ禍以降のエンタメの可能性
一方、インタビューには岩瀬貴己(森、道、市場)や、TOSHI-LOW(BRAHMAN、OAU)、五味岳久(LOSTAGE)、小林祐介(THE NOVEMBERS)らが出演。イベント主催者、アーティストそれぞれの立場で、自粛期間が続く日々をどのように過ごしどんなことを考えているのか、時にユーモアを交えながら真剣に話していた。他にも、Homecomingsの未公開ライブ映像、ライヴストリーミングスタジオ『DOMMUNE』にてヤナセジロウ(betcover!!)やDos Monos、TENDOUJI(モリタナオヒコ&アサノケンジ)らの生ライブ配信などが行われ、トリは曽我部恵一がアコギ1本で登場し弾き語りを披露した。
8時間という長丁場にも関わらず、気づけばほとんどのパフォーマンスを堪能。途中、映像が止まってしまう不具合などもあり、受け手・送り手の双方の通信環境も含めた今後の課題点も明確になった。が、何よりこうした大規模なオンライン・ストリーミング形式でのイベントを、大変な状況の中で開催した主催者の心意気に敬意を表したい。おそらく緊急事態宣言が解除されてもしばらくは、コロナ以前の日常に戻ることはまず難しいだろうし、もう二度と戻らない日常も少なからずあるだろう。