2021年12月10日 07:00
舞台『千と千尋の神隠し』ダブルキャストインタビュー【千尋編】橋本環奈&上白石萌音
そこが子どもならではの潔さなのかなと思ったりしているんですけど。それから、勘が鋭くて運がいい。一歩踏み外したら奈落の底に落ちるような階段も無事に降りきるし、奇跡みたいな選択ができる。それも何も考えずに一生懸命できることをやっているがゆえの、子どもならでは強さかなと思うので、すべてのキーポイントは、千尋が10歳であるというところにある気がしていて。だから私も、あの世界の一つひとつに驚いたり、一つひとつを信じたりしながら、とにかくまっすぐ演じることができればいいなと思います。
「10歳の時はケンカっ早い時期でした(笑)」(上白石)
──おふたりは、どんな10歳でしたか。
橋本9歳になったときにお仕事を始めたので、もうお仕事をしていましたね。
上白石あの有名な写真は何歳なの?踊っていて髪がヒュンってなっている写真。
橋本あれは14歳で、私は是枝裕和監督の『奇跡』で初めて映画に出たんですけど、そのオーディションを受けたのが10歳のときでした。
上白石観に行きました!
橋本ほんとですか!?あの映画は九州に新幹線が開通するときだったので、出演できたのがうれしかったのを覚えていますね(橋本は福岡県出身)。