2023年2月9日 13:00
【BLUE ENCOUNTインタビュー・後編(ミニアルバム&武道館編)】バンドの未来を提示した上で、歩み出す1年
Photo:髙田梓
2022年を通して、現在のバンドの等身大の想いをリアルに曲に封じ込めた「青」や、繊細なミディアムチューン「終火」、そしてアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュR2」エンディングテーマとしても人気を博す「Z.E.R.O.」とタイプのちがう曲を連投してきたBLUE ENCOUNT。2023年第1弾は、この3曲に加えさらにバンドの未来を提示する曲を含めたミニ・アルバム『Journey through the new door』でスタートする。
この2023年は、ベース・辻村勇太がアメリカに拠点を置き、ライブバンドとしてはかなりレアな2拠点で活動をすることとなった。バンドに籍を置きつつ、海外でさらに音楽を学び知見を広める辻村のエッセンスは、今後のブルエンに大いに還元されていくと思う。
と、言うは易しだが、実際に10年以上の時間をこの4人で過ごしてきたバンドにとって、またファンにとってそれは、大きな変化であり、未知の出来事だ。2022年のブルエンは、その時々のつぶさな心情も曲にしてリアルタイムで発表するとともに、新たなフェーズに向けて丁寧に準備を重ねてきた。
このミニ・アルバム『Journey through the new door』は、新しい未来へと続くその道筋が、挑戦的に、タフに描かれている。