逢坂良太&洲崎綾 6年ぶりの『シドニアの騎士』最後の物語「ようやくみなさんにお届けできる」
となっていて。それがすごくかわいいなと思いました。
―― 本作のキャッチコピー「身長差15メートルの恋」と書かれているように、種族の異なる者同士の恋に葛藤するつむぎの姿が印象的でした。
逢坂長道は全く気にしていなくて、なんでそんなに気にしているの?と思っていますけどね(笑)。そもそもシドニアの中には色んな人たちが住んでいるので、大きかろうが小さかろうが種族が異なろうが関係なくて、「たまたま好きになった相手が融合個体だっただけ」と。
洲崎お互い普通とは少し違うからこそ共感できる部分もふたりはあって。葛藤はしているけど、ちゃんと心で会話している感じはすごくしました。
逢坂長道が成長したというのも大きいかもしれません。
前の長道ならつむぎが落ち込んでいたり悩んでいたりしても「なんて声をかければいいんだろう…」という感じでしたけど、10年経って自分の気持ちをしっかり伝えられる人間に成長しているから、つむぎを常に心配して寄り添っている。そういった部分でも大人になったと感じます。
『シドニアの騎士 あいつむぐほし』(c)弐瓶勉・講談社/東亜重工重力祭運営局
「声は同じでも異なるキャラクターに聞こえる」