逢坂良太&洲崎綾 6年ぶりの『シドニアの騎士』最後の物語「ようやくみなさんにお届けできる」
互いの芝居に尊敬し合う
―― 逢坂さん、洲崎さんは2014年のTVアニメから約7年間『シドニアの騎士』で共演されていますが、この月日の中でお互いのお芝居にどのような印象をお持ちですか?
洲崎逢坂くんのすごいところはどんな役にもすっと馴染むところだと思います。正直、逢坂くんが出演しているアニメが流れていても、逢坂くんの声だと気づけないことが多いんですよ(笑)。逢坂くんだ!とならずに、キャラクターとしてすっと声が入ってくる。それくらいお芝居がすごくナチュラルですごく自由で、稀有な人だと思っていて。キャラクターによって声が全く違うとかではないのに、違うように聞こえるって本当にすごいことだなと。とても尊敬しています。
―― 軸を持ちながらも幅の広さがあるということですね。
洲崎一度逢坂くん本人にそれを伝えたことがあって、その時は「逆に自分の声だとすぐに分かってもらえる方が羨ましい」とか「女の子の方が声が色々変えられていいな」とか言っていましたけど。
いやいやでも!って私は思っています(笑)。
―― 長道を演じられているときも、そういった側面は感じられますか?
洲崎感じます。全く擦れていない純朴な素直な長道に逢坂くんの声がぴったりハマっていて、すごくいいなぁと思っています。