逢坂良太&洲崎綾 6年ぶりの『シドニアの騎士』最後の物語「ようやくみなさんにお届けできる」
声は同じだけど精神年齢の異なる人物だと感じさせてくれるのはすごいなと思います。
『シドニアの騎士』の存在が声優としての成長へ繋がった
―― おふたりは2015年の声優アワードで新人賞を受賞されていますが、少なからず『シドニアの騎士』の出演も影響があったのかなと思います。
洲崎たしか新人賞をもらったとき、(瀬下)監督からシャンパンもらったよね? 監督が一番喜んでいました(笑)。
逢坂喜んでたね!(笑)
洲崎自分が嬉しいのはもちろんですけど、受賞したことによって作品に関わっていたみなさんが喜んでくれることがすごく嬉しかったのを覚えています。
―― そんな『シドニアの騎士』はご自身のキャリアの中でどういう存在だと感じますか?
逢坂新しい挑戦をさせてくれた作品だと思います。『シドニア』は収録の手法が少しずつ変化していたんです。最初は尺は関係ないけどコンテ絵を参考にしたプレスコの方法で進行していて、TVアニメ1期最終話近くから、お試しみたいな感じで完全プレスコに変わりました。そして、おそらくメリットがあったのか、TVアニメ2期では最初から完全なプレスコになって。
洲崎そうだったね。
逢坂プレスコは絵に引っ張られないお芝居ができます。