WOWOW『劇場の灯を消すな!』 番組内容が明らかに 大竹しのぶ、中井美穂らのコメントも
私は高校時代から演劇に、その頃は裏方で携わっていました。夏休みには市民会館みたいなところで照明の手伝いをよくしていたので、私にとって劇場は、“暗くて”、“ほこりっぽくて”、“青春”を思い出す場所です。シアターコクーンは、ミュージカル「キレイ」の初演で立つまで、“一生立つことなんてない!”と思っていた特別な劇場でした。今回そんな劇場で、企画に参加できたことはとてつもないことだなと思います。
■大竹しのぶ
大好きな松尾(スズキ)さんの企画なので、ハイ、何でもやりますと言いました。実際の収録は、ぶっつけ本番で音楽もつくことになり、気持ち良い緊張感でした。
一番の喜びは、この劇場に来られたということ。シアターコクーンという場所は、多く立っている劇場ですので、顔なじみのスタッフの方々や楽屋の場所、舞台に上がるまでのルーティーン、私にとってまさに“生きる場所”という存在です。
緊急事態宣言が出る直前までここで「桜の園」の稽古もしていました。こんなことが起こるなんて夢にも思っていなかったので、何とも言えない気持ちになりました。“生きていく場所”である劇場に再び戻り、お客様の前で芝居をしたい。今はその日をじーっと、じーっと待っています。