2022年7月27日 12:00
与田祐希とふたりのキーマンに聞く、ドラマ『量産型リコ』はなぜ与田祐希だったのか!?
、与田祐希(乃木坂46/璃子役)、畑中翔太(企画・原案・脚本)
“温度の低さ”がキャスティングのポイント
――ドラマ『量産型リコ』のキャスティングはどのように決まったのでしょうか。
畑中ドラマの主人公の璃子ちゃんを作っていく中で、“興味がなかったプラモデルを作っていくうちに、だんだん温度が出てくる”という主人公像を考えていたんです。なので、いきなり元気でテンションが高い子ではないよなと思っていたんですよね。自然体で平熱の人というか。そこで与田さんの名前が挙がり、“すごく合うかもね”という話になったんです。
アベラ僕は与田さんと一度だけ短編ドラマでご一緒したことがあったんですが、そこでなんとも言えない温度の低さを感じていたんですよ。
与田あはは!
アベラもちろん、それが与田さんの魅力のひとつだと思うんですよね。畑中脚本家チームとも、璃子は喜んでいても、嬉しいときも、悲しいときも、温度が一定のような子がいいよねって話していて。
与田それはロボットじゃないですか!(笑)
アベラ違う、違う(笑)、そこに“無理がない”感じがしていいなって思ったんですよ。
畑中監督が一度一緒に仕事をしたことがあると聞いたので、まず「いい子ですか?」