2021年6月22日 12:00
いよいよ公開『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』、撮影現場での田中圭の一挙手一投足を密着レポート!
終わってから~!」と厳しくも優しくなだめて見せる。
また、1994年のリレハンメルオリンピックの団体競技後のシーン。日本代表メンバーである葛西紀明役の落合モトキ、岡部孝信役の大友律、そして原田雅彦役の濱津隆之との場面だ。落合の衣裳のビブスがずり上がってしまっていて、スタッフから下げてくださいという指示が入ると、それを聞いた田中はふざけてわざとビブスを上げて見せた。スタッフはたまらず、「逆ビブスやめてくださ~い(笑)」。
ハードなスケジュールで体力勝負であることはもちろん、雪を舞台に細心の注意を払う撮影や、繊細な芝居が求められる撮影が続いた本作。その中にあって田中の誰に対しても分け隔てないフランクさ、持ち前の茶目っ気と周囲を盛り上げようとするサービス精神は、何よりビタミン剤ともカンフル剤ともなったことは間違いない。
映画屈指の名シーンの裏側
また、テストジャンパーたちの先輩としてのシーン。そこには周りを受け止めながら、同時に周りを引っ張っていく西方=田中の姿があった。長野オリンピックの団体の本番。前半戦が終わった時点で、日本は原田の飛距離が伸びなかったこともあって4位に甘んじていたが、次のジャンプで逆転の見込みは大いにある。