テーマは「声」。ロームシアター京都が2021年度ラインナップを発表
今年1月に開館5周年を迎えたロームシアター京都(京都市左京区)が2021年度の自主事業ラインアップを発表した。
2021年度のテーマは「声」。《自分たちの「声」(=活動)を取りもどすこと》と《声なき声に耳を傾けること》というふたつの意味を持たせているという。
同劇場のプログラムディレクター小倉由佳子氏は「新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大によって、舞台芸術は活動停止・縮小を余儀なくされた。舞台芸術の醍醐味と言える、集うこと、殊に声を出すことが制限された」とコロナ禍における現状の厳しさを述べた上で、「ロームシアター京都では、状況に応じた上演・創作環境のなかでも、自分たちの表現を追い求め、場をつくり出し、観客との関係をあきらめないアーティストたちとの協働によって、プログラムを展開していく」などと語った。
自主事業ラインナップは、「作品創造」「京響プログラム」「伝統芸能の継承」など、6つのカテゴリーに分けて紹介された。ラインナップは以下の通り。
1.作品創造
・Sound Around 001。
7月17、18日。ジャンルや固定観念にとらわれない「音楽」を軸とした表現活動を行うアーティストによるパフォーマンスを紹介する新シリーズ。