2022年5月30日 12:00
「僕らにとっての大きなターニングポイント」BBHF 生と死をテーマにした新作EP『13』インタビュー
でも「ホームラン」は曲を作り始めてすぐ位の時点で、なんとなくもう共有がされている感覚というか。きっとこういう曲になるんだろうなっていうイメージが掴みやすかったんですよね。それが感情や感覚を表に出してくっていうモードの表れだったのかなって思います。
DAIKI「ホームラン」をライブで演奏すると、初期衝動的な、楽器を始めたときの感情に近いものをすごく再確認、再認識できるような感じがあって。すごくシンプルな構成で、なおかつ、「ギターの音ってこういう音だよな」みたいな。がむしゃらにかき鳴らす、ストラミングできるような気持ちになれるというのは今までの楽曲ではあまりなかったので、実際にライブで演奏しても本当に楽しい楽曲だなって感じてます。
BBHF『SUPER MOON TOUR 2021』2021年12月10日 東京・Zepp DiverCityより
――そんな「ホームラン」から今作のコンセプト、テーマにたどり着いていったんですか?
雄貴「ホームラン」を書いた時点で今回のEPに入っている楽曲の一部、2、3曲はできていて。もしくは「ホームラン」よりちょっと先にできた曲もあったりしたんですけど、そこから歌詞を書いていく上で、結局自分がずっと悩み続けたり苦しみ続けたりする中で時々光があって、水面に上がるような感じで息ができるようなときがあったりっていう上がり下がりがあるけど、結局それの終わりってどこなんだろうって考えると、死ぬことだなって思って。